ソルフェージュとは
楽譜から音楽を読み取る力を養う、ピアノ(楽器)が弾けるようになるための基礎トレーニングです
具体的には、
- 正しい音程で歌える。
- 楽譜を見たら歌える、弾ける、音楽が聴こえる。
- 音を聴いたら、楽譜が書ける。
と言った能力を開発します。
最初は、真似して正しい音程で歌うことから始めます。正しい音程で歌えることはとても重要です。正しく歌えれば、正しく聴こえます。
そして、楽譜を見て正確に歌う、弾く。音(メロディーや和音やリズム)を聴いたらその通り歌える、書ける。という能力が備わってきます。
このようなトレーニングを重ねることによって、楽譜を見たら脳内で音が聴こえる、音楽を聴いたら楽譜が眼に浮かぶ、という状態が出来上がり、指も即座に反応できるようになります。
ピアノを弾いている時、脳は『楽譜を見る→指を動かす→聴く』この一連の流れを瞬時に繰り返しているのです。
言い換えれば、聴覚、視覚、触覚がリンクして初めて、ピアノがスムーズに弾けるのです。
なんだか難しそうと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。誰でも慣れば出来ます。
ただ一朝一夕には身につきませんので、続けることが大切なのです。 スポーツだって楽しむ(上手くなる)ためには、その種目の練習だけでなく、体力や筋力を増強すために走ったり、ストレッチしたりといった基礎トレーニングが必要ですよね。 音楽にも同じことが言えます。
聴覚、視覚、触覚を同時に駆使するこのようなトレーニングを続けることは、大人にも子どもにも最良の脳トレと言えます。脳が活性化し、集中力や記憶力が高まり、“頭がよくなる”ことは、言うまでもありません。
ソルフェージュの行き着くところは、楽譜から『音楽』を読み取る事です。 楽器を演奏する=音楽を楽しむためには不可欠なものと言えます。